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日本フォーシーエス/物流DX支援に新規参入、ペーパーレス化推進

2022年10月12日/IT・機器

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日本フォーシーエスは10月12日、物流DX支援に新規参入し、初の取り組みとして、関東を拠点とする小林運輸を含むトラック運送会社2社を対象に、イーフォームサイン(eformsign)を利用した物流DXソリューションを提供したと発表した。

国土交通省が2021年6月に発表した「総合物流施策大綱(2021-2025)」の課題の1つである「物流DX化」は、物流のデジタル化により業務を効率化し、生産性を高めることを目標に書面業務の電子化及びペーパーレス化を推進している。

こうした政策に基づき同社は、DXコンサルティング会社であるグローバルナレッジと協力し、トラック運送会社を対象に紙ベースで作成されてきた運転日報の電子化を通し、物流分野のDXおよびペーパーレス化を推し進めてきた。

<研修会の様子 ドライバーなど約30名が参加>
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小林運輸への導入は今年7月に実施。導入に際し両社はeformsignの使用方法に関する研修会を実施し、ドライバーのeformsignの使用感の把握や、ユーザビリティの更なる向上を図った。また、できるだけドライバーに負担をかけずに導入するため、ドライバーが慣れ親しんだ日報のレイアウトは変更せず、運行指示を事前にセットし、必要箇所のみを簡易な操作でデータ入力し、ドライバーの日報作成時間の削減をすることに成功。小林運輸では、今後さらにデジタル運転日報により様々なデータ分析につなげ、生産性向上につなげていく予定だ。

日本フォーシーエスは、今後もグローバルナレッジ社と協力し、既存ユーザーのサポートや、各トラック運送会社で利用している配車指示書の電子化を進めるなど、運送会社のDX化に寄与する。また、民間事業者間の物流手続きや貨物集荷などの手続きは現状、FAX、電話、メールなどで行われているが、これらの従来的な手続きをDX化する事業にも進出し、物流産業全般のDX化を積極的に支援していく考え。

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