福山通運及び小丸交通財団は10月17日、福岡県の福岡市立照葉小学校で同月15日、福岡県東警察署と共催で交通安全教室を開催、1～3年生84名と保護者が参加したと発表した。
＜トラックの内輪差の説明＞
＜トラックの制動距離の説明＞
照葉小学校は校区内に工業団地があり、トラックの交通量の多い幹線道路に面しているため、登下校中の交通事故を防止したい東警察署の要望を受け、トラックの特性や危険性を実体験することで、交差点や横断歩道での安全行動について体験学習を行った。
参加した児童からは「交差点で信号を待つときは、必ず1歩下がって待ちます」などの感想があり、保護者からは「トラックの運転席からの死角が予想以上にたくさんあったので、子どもにしっかりと教えていきたい」など交通安全意識の向上につながる感想があった。
同社は、これからも子どもたちの交通事故が１件でも減少するよう、警察署や自治体と連携して交通安全の啓発に努めていくとしている。
小丸交通財団は、交通安全思想の普及啓発活動を目的として 2013年9月9日に創立され、全国の小学校を中心とした交通安全教室の開催や交通事故防止の啓発活動を行っている。また、海外で日本語を学ぶ学生に学習成果を発表する機会を提供し、交通安全意識の向上や日本との文化交流を目的に日本語作文スピーチコンテストを開催するなど、持続可能な開発目標（SDGs）を支援している。
