サンリツは11月16日、2022年日本パッケージングコンテストで包装アイデア賞を受賞したと発表した。
受賞したのは包装技術部門、受賞テーマは『工数削減・環境負荷低減を目的とした緩衝スペーサーの開発』。
<包装アイデア賞を受賞>
同社は従来、3種類のアルミケースの発送では、エアー緩衝材と段ボール箱を用いて月500ケース程を発送しているが、作業工数を要し、品質も安定せず、緩衝材は使い捨てであった。このため繰り返し使用が可能な、簡単に作業できるプラ段製スペーサーを開発。スペーサーは、前後2か所にセットしてバンド留めでき、簡単作業で品質も安定し、3種類のケースに共通して使用できるため、資材管理も改善された。
この結果、毎月約600m2のエアー緩衝材の廃棄がゼロに、平均3分を要した梱包作業が2分以内となった。スペーサーは使用しない時は重ねることで省スペースにも貢献する。
同コンテストは、日本包装技術協会が主催。包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでの、その年の包装の最高峰と優秀群を決定するもので毎年開催している。