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CTC/LTS と業務提携、物流等様々な産業の最適化技術を提供

2022年11月24日/IT・機器

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は11月24日、エル・ティー・エス(LTS)は、最適化技術の分野で業務提携契約を締結したと発表した。

両社は共同で、AI(人工知能)を使ったデータの分析・予測から意思決定までを支援する、顧客ごとの最適化AIエンジン、及びデータ利活用のプラットフォームを開発する。

このの業務提携に基づき、LTSとCTCは共同で、情報収集から分析、意思判断までの業務プロセスを自動化するAIと最適化技術を活用して、顧客ごとのプラットフォームを構築する。データの分析・予測から意思決定までを支援する最適化AIエンジンの開発に加え、業務分析や要件整理などの業務コンサルティング、企業ごとのエンジンの作成のスキーム構築、保守・運用などのサービスを策定し共同で提供する。

顧客は、このプラットフォームを利用することにより、工場での生産計画、物流での配送計画、小売の店舗戦略などの様々な場面で、データと予測に基づいた適切な選択を行うことが可能となり、業務の効率化や人為的なミスの防止、ビジネス拡大などにつなげることができる。

LTSは、ビジネスプロセスの可視化や最適化に強みを持ち、AIを活用した最適化の領域では、効果的な商品陳列や効率的な生産計画などを自動化する手法を開発した実績がある。サービス提供にあたっては、ユーザ企業の目的や機会に応じた業務分析や要件整理を担い、事業構造の整理・可視化、業務プロセス改善の立案や計画などを含めて支援する。

CTCは、AIを活用したデータ解析基盤や最適化システムの構築実績があり、物流拠点の適正配置を含めたサプライチェーン最適化ソリューションも提供している。今回の協業では、最適化AIエンジンを含めたプラットフォーム開発の要件定義や実装、監視サービス、設定や操作のQAサポートなどを提供。

なお、近年、AI技術の進歩に伴い、様々なデータを利活用し新規事業の創出や業務の効率化に取り組む企業が増えている。一方、AIが予測したデータから実際の意思決定につなげるには、まだ人の判断に頼る部分が多い状況。複数の選択肢の中から制約に応じた解を導く最適化の技術は、AIの結果から意思決定をサポートする技術として注目されている。

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