商船三井、商船三井フェリー、石油資源開発、北海道ガスは1月6日、商船三井のグループ会社である商船三井フェリーが運航する大洗~苫小牧航路の新造LNG燃料フェリー2隻に対して、各港におけるLNG燃料供給に関する基本協定書を締結したと発表した。
<タンクローリー4台とスキッドによるLNG燃料供給のイメージ>
LNG燃料の供給開始は、この船が就航する2025年を予定しており、茨城県大洗港ではJAPEXが、北海道苫小牧港では北海道ガスが、それぞれ本船にTruck to Ship方式でLNG燃料を供給する。供給に際してはスキッドと呼ばれる導管装置を用いて、この船とタンクローリー4台を同時に接続する。これにより、限られた停泊時間に必要十分なLNG燃料を供給することが可能となる。
LNG燃料は、従来の燃料油に比べて、二酸化炭素(CO2)の排出量を約25%削減する効果が見込め、現時点で船舶燃料の低炭素化を実現する有効な手段。4社は国内でLNG燃料の普及推進をリードし、環境負荷の低減に貢献していくとしている。
商船三井ほか/風力推進補助装置を既存ケープサイズバルカーへ搭載完了