キユーソー流通システムが1月10日に発表した2022年11月期決算によると、売上高1796億4900万円（前年同期比2.1％増）、営業利益36億9500万円（1.6％増）、経常利益32億5900万円（1.4％減）、親会社に帰属する当期利益14億5800万円（6.6％減）となった。
共同物流事業の売上高は1261億1400万円（0.1％減）となり、営業利益は16億5900万円（4.3％増）となった。
共同物流事業の売上高は、食品や菓子メーカーの取引拡大に加え、外食需要に関連する業務用食品の荷動きに回復の動きなどがあったが、通期においては出荷物量減少の影響などにより、減収となった。利益面は、燃料や労務費などのコスト上昇に対し、運送・倉庫の効率化や適正料金施策の進捗などにより、前年を上回った。
専用物流事業の売上高は380億6700万円（3.2％増）となり、営業利益は14億700万円（13.0％増）となった。
専用物流事業の売上高は、チェーンストアやコンビニエンスストアに関する既存取引や事業領域の拡大などにより、増収となった。利益面は、燃料などのコスト上昇に対し、増収による利益増加や、コスト改善の進捗などにより、前年を上回った。
次期は、売上高1830億円（1.9％増）、営業利益40億円（8.2％増）、経常利益35億5000万円（8.9％増）、親会社に帰属する当期利益16億円（9.7％増）を見込んでいる。
