産業用はかりの製造・販売を行う鎌長製衡は1月18日、倉庫管理システム販売を行うジェイ・ジー・エス・オー・デファインドネットワーク(以下、JGSO)と共同で、フォークリフトスケール・ハンドパレットスケールを用いた重さによる在庫管理システム「モバイル計量器在庫管理システム」を開発したと発表した。
同システムは、入出庫時にフォークリフトスケールやハンドパレットスケールで荷物を計量し、ハンディターミナルで品番や保管場所を紐づけることで、重さによる在庫管理ができるもの。運搬器具自体を計量器として荷物の場所まで移動できるため、品物ごとに計量器を準備する必要がなく、固定式の台秤のように荷物を載せ替える手間も発生しない。既に使用している在庫管理システムへの連携も可能で、計量器1台とハンディターミナルを準備するだけでコストを抑えて効率の良い在庫管理システムが構築できるという。
導入によるメリットは、手作業に比べ在庫管理の手間とピッキングミスを削減できること。また商品情報と合わせて保管場所を入力すれば、入出庫や移動の際も正確な現品管理ができ、重量で管理するため数えるのが大変なもの(大口ロットでの納品など)や数えられないもの(粉物や液体など)の管理も可能だ。