SGホールディングスが1月27日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆1155億6700万円(前年同期比4.4%減)、営業利益1065億8800万円(7.2%減)、経常利益1101億8200万円(5.5%減)、親会社に帰属する当期利益1079億8000万円(35.0%増)となった。
デリバリー事業の売上高は8023億4700万円(1.5%増)、営業利益は807億4300万円(8.2%増)となった。
前半は経済社会活動の制限緩和やEC市場規模の拡大等を背景に、BtoB・BtoCの荷物はともに堅調に推移したが、後半にかけてはいずれも荷動きが鈍化した。平均単価は、適正運賃収受の取組みを継続しているものの、大型荷物の取扱いが減少した影響により、わずかに低下した。
ロジスティクス事業の売上高は2689億600万円(17.7%減)、営業利益は179億4800万円(42.4%減)となった。
海上・航空運賃ともに前年同四半期をピークに下落している。海上・航空貨物の取扱量は、物価上昇や金融引き締めなどを背景とした景気後退懸念や、米国での消費財を中心とした在庫過多等の影響を受けたほか、例年のような米国でのクリスマス商戦に向けたフォワーディング需要の盛り上がりがみられなかったこと等により、大幅に減少した。国内においては、「GOAL」による包括的なソリューション提案等により、新規案件を受託するなど堅調に推移した。
通期は、売上高1兆4500億円(8.7%減)、営業利益1340億円(13.9%減)、経常利益1370億円(14.5%減)、親会社に帰属する当期利益1260億円(18.1%増)を見込んでいる。
サンリツ/4~12月の売上高4.6%減、営業利益27.3%減