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ギークプラス/+オートメーションと協業ソリューション構築

2023年01月31日/IT・機器

ギークプラスは1月31日、実稼働中の2000坪物流現場に棚搬送型ロボット「EVE P800R(AGV)、以下「EVE」」90台を配備した相模原LaaSセンターで、プラスオートメーション(+A)と協業でソリューションを構築したと発表した。

<PopPickとt-Sort 3Dの連携稼働動画>

<連携イメージ>
20230131geek1 - ギークプラス/+オートメーションと協業ソリューション構築

ギークプラスが提供する、新型棚搬送型ロボット「PopPick」と+Aが提供するロボットソーター「t-Sort 3D」を連携することで、大きなシナジー効果が得られる。

一番効果的でわかりやすいメリットは、導入コストの削減。EVEによって運ばれてくる1つの棚から、どれだけの商品をピック出来たかを示す値を「ヒット率」と呼び、EVEの効率性の大きな指標となる。この数値が高まれば、同一の出荷キャパシティを設計する際、ロボットの台数を逓減し、初期投資額を抑えることが可能だ。ヒット率を高めるために、仕分け用のDAS(Digital Assort System)の間口数の増加させることが有効だが、増加させるにつれ、逆に棚から商品をピックし、それをDASに仕分けるピッカーの作業効率が下がるという傾向に陥ってしまう。よって、DASは多くても30間口程度までが限界だった。

しかし、「t-Sort3D」をDASの代わりに連携することで、仕分け間口を大幅に増やし、ピッキング時に1つの棚からピッキングできるヒット率(商品数)を大幅に増やすことができる。これにより作業生産性が上がるのと同時に、必要になるEVEの数が抑えられ導入コスト削減に繋がる。

<t-Sort3Dによる効果>
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なお、新型コロナウイルス感染症の流行やデジタル化の影響で、物流に求められる内容が変化しており、より一層、自動化による物流の効率化が必要不可欠となっている。

さらにそのような背景より、物流現場で使用されるマテリアルハンドリング機器も様々な種類、特徴、機能を持った機器を組み合わせられることが求められている。今回、その第一歩として+Aとの連携により、ギークプラスのPopPickとEVEを利用したピッキング工程後、+Aのソーティング(仕分け工程)を組み合わせたソリューションのパッケージを提供する。今後両社では、様々な機器やシステムとの連携を強化し、より良いソリューション構築を目指す。

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