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福山通運/4~12月の売上高1.4%増、営業利益2.7%減

2023年02月09日/決算

福山通運が2月9日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高2232億8100万円(前年同期比1.4%増)、営業利益188億9600万円(2.7%減)、経常利益201億6600万円(0.7%減)、親会社に帰属する四半期純利益189億200万円(39.2%増)となった。

運送事業の売上高は1927億2500万円(0.2%減)、営業利益は179億3600万円(0.5%減)。4月に岐阜かに支店(岐阜県)の開設をはじめ、ANA Cargoとの協業による高速輸送モデル(羽田空港~福岡地区)の運用を開始するなど、自社配送の強化と翌日配達エリアの拡大を推進し、輸送品質の向上とサービスの拡充に努めた。

また、EC市場の拡大における顧客の要望に応えるため、配達業務における日本郵便との運送業務委託契約を9月に締結し、EC荷物の取扱いを開始するなど貨物輸送量の増加に取り組んできたが、円安による仕入価格の上昇や高インフレによる商品の買い控えなどが下押し要因となり、低調に推移した。

流通加工事業は売上高159億4400万円(7.9%増)、営業利益26億6200万円(5.6%増)。既存施設の稼働率向上、加工業務の拡大による収益の確保に努めたが、庫内作業における人件費、光熱費など一層の生産コストの上昇が予測されることから、引き続き料金改定にも取り組む。

国際事業は、売上高98億6700万円(25.2%増)、営業利益5億2200万円(18.6%増)。通関取扱件数は低調に推移したが、海上コンテナ取扱量の増加と上期までの海上運賃の高騰により増収となった。

通期は、売上高2937億円(0.8%増)、営業利益217億円(1.8%減)、経常利益231億円(0.4%減)、親会社に帰属する当期純利益208億円(24.1%増)を見込んでいる。

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