内外トランスラインが2月10日に発表した2022年12月期決算によると、売上高473億2000万円（前年同期比34.2％増）、営業利益66億8000万円（75.4％増）、経常利益68億7400万円（75.3％増）、親会社に帰属する当期純利益46億5100万円（67.2％増）となった。
日本セグメントの売上高は354億8500万円（43.1％増）、営業利益は47億1200万円（83.6％増）だった。輸出混載貨物を主力とする国際貨物輸送事業は、内外トランス単体では運賃や各種作業料の上昇に伴って売価を引上げたことに加え、運賃がドル建てであることから顧客に請求する円貨ベースの金額が増大したこともあり、増収増益となった。
国内子会社では、ユーシーアイエアフレイトジャパンは航空輸送の案件を増やし、大口の設備輸入案件を獲得したことで増収増益。フライングフィッシュは、強味を持つ食品輸入にくわえ、積極的な新規取引の拡大等で増収増益となった。
海外セグメントの売上高は118億3500万円（13.0％増）、営業利益は19億7100万円（58.4％増）だった。アジア地域と米国にある連結子会社11社では、日本からの貨物の取扱が売上高の大半を占めており、近年では日本発着以外のサービスも強化・推進している。同期は、フォワーディング案件を順調に取り込んだことで増収増益となった。
次期は、売上高427億円（9.8％減）、営業利益57億円（14.7％減）、経常利益58億6000万円（14.8％減）、親会社に帰属する当期純利益40億3000万円（13.4％減）を見込んでいる。
