SBSホールディングスが2月10日に発表した2022年12月期決算によると、売上高4554億8100万円(前年同期比12.9%増)、営業利益218億4400万円(5.5%増)、経常利益214億400万円(4.5%増)、親会社に帰属する当期純利益117億3200万円(8.7%増)となった。
同期は、海外事業での海上・航空運賃の高騰や為替の影響のほか、電子機器、EC関連などの国内物流量が増加し、グループ各社の物流事業が堅調となり、売上高、営業利益、経常利益ともに5期連続で過去最高値を更新。親会社に帰属する当期純利益についても、火災で焼失・毀損したSBSフレック阿見第二物流センターの固定資産に対して支払われた保険金の受取金額のうち、火災損失に対応した金額を特別利益に計上したこと等により、4期連続で過去最高を更新した。
セグメント別の業績では、主力の物流事業はコロナ禍で落ち込んでいた企業間物流の回復や、即日配送事業でのネット通販需要の取り込み等により、売上高が4332億9500万円(14.5%増)、営業利益は傭車費や燃料費の増加、新制服導入費用の計上等で154億2300万円(0.8%減)となった。
不動産事業の売上高は134億2300万円(21.2%減)、営業利益は62億8200万円(0.8%減)だった。同期は横浜金沢物流センターの信託受益権を一部譲渡している。
次期は、売上高4570億円(0.3%増)、営業利益228億円(4.4%増)、経常利益223億円(4.2%増)、親会社に帰属する当期純利益120億円(2.3%増)を見込んでいる。
わらべや日洋HD/物流関連事業売上高2.3%減、営業利益5.0%減