LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





CRE/千葉県成田市に3.1万m2の用地取得、マルチ型物流施設開発

2023年02月13日/物流施設

シーアールイー(CRE)は2月10日、千葉県成田市所在の物流施設開発用地3万1746.24m2(9603.23坪)を、同月3日取得。今後、同件土地に1万17972.73m2(5436.75坪)の平屋建て物流施設の開発プロジェクトを推進する計画だ。

同物件は、2022年1月から4月にかけて複数の地権者と取得契約を締結し、農業振興地域整備計画の変更(農用地区域からの除外)、農地転用許可、開発許可等の手続きを経て、このほど決済引渡しを受けたもの。

同開発予定地は、東関東自動車道「成田」ICより約7.2km、「大栄」ICより約6.8km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「下総」ICより約 7.6kmに立地している。成田国際空港の貨物地区の出入口からも約6.0km と、東関東自動車道及び圏央道を利用した関東一円への航空貨物の配送拠点としてのニーズを満たす立地となっている。

また今後、成田国際空港では滑走路の新設及び延伸も計画されており、航空貨物の取扱量の増加も見込まれるとともに、交通利便性の面においては、同開発予定地の至近にある「大栄」JCより「松尾横芝」ICへの圏央道の延伸計画(同開発予定地の至近に新たなICの開設も予定)もあり、より一層利便性が高まっていくことが見込まれている。

建物は、平屋建ての延べ面積1万7972.73m2(5436.75坪)のマルチテナント型物流施設として開発される。施設のマスタープランとしては、トラックバースを南北両面に配置し、北側には大型トラック29台が同時接車可能な高床トラックバースを設け、南側は大型庇を設けた低床トラックバースとすることで、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設とする。場内の安全性向上を図るため車両動線はワンウェイとし、さらにドライバーの負担軽減のため、10台分の大型車トラック待機スペースを計画。通勤利便性向上のために95台分の乗用車駐車場を用意した。

倉庫部分の基本スペックは、床荷重は 1.5t/m2、有効高さは5.5m以上とし、最大4テナントへの分割が可能。また、平屋建てとし、多層階施設特有の上下間搬送に必要な設備及び荷捌きスペースが不要になることから、保管効率の向上にも寄与。両面バースのワンフロアオペレーションによりスピーディーな庫内オペレーションを実現する。さらに、平屋建ての構造的なメリットを活かし、柱スパンを最大限に確保。防火区画内の独立柱の大部分を設置しない構造計画とし、大空間での庫内オペレーションが可能な設計となっている。

■開発プロジェクト概要
所在地:千葉県成田市吉岡
敷地面積:3万1746.24m2(9603.23坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 平屋建て
延ベ面積:1万7972.73m2(5436.75坪)(予定)
着工:2023年8月(予定)
竣工:2024年5月(予定)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース