ラサール不動産投資顧問は2月13日、同社が組成した特定目的会社を通じ、マルチテナント型物流施設「ロジポート多摩瑞穂」の地鎮祭を同日に執り行い、着工したことを発表した。
＜「ロジポート多摩瑞穂」外観パース＞
＜周辺地図＞
＜広域地図＞
同施設は 、敷地面積7万826.64m2、延床面積16万2125.07m2の地上4階建てのマルチテナント型物流施設。場所は東京都西多摩郡瑞穂町で、東京都心まで約1時間と、大消費地を目前に控えた物流適地に立地する。また国道16号に面した希少立地にあり、圏央道「青梅 IC」まで約4kmと近接していることから、首都圏全域はもとより、関越自動車道や東北自動車道等を経由し全国への配送拠点としても優れている。
また同施設は、各階への着車を可能にするランプウェイを2基採用し、床荷重1.5t／m2、梁下天井有効高5.5m以上、柱スパン10m以上を備えた汎用性の高い仕様となる予定。最小2743.8m2（約830坪）から分割利用が可能で、1フロア最大3万4710.69m2（約1万500坪）まで利用できるため、様々なテナントニーズに対応する最新鋭の物流センターとなる。また、敷地内には、約360台分の普通自動車の駐車スペース、約40台分の大型車待機場、約60台分のバイク置き場、約240台分の駐輪場を整備し、入居企業の雇用対策をサポート。施設内には、カフェテリアや無人売店を設けることで、働きやすい環境も整備する。
BCP（事業継続計画）では、強固な地盤を有していることから、大地震・津波リスクを軽減できる、優れた立地と想定されている。BCP対策として、72時間対応の非常用発電機を備えるとともに、環境に配慮した LED照明や人感センサー、節水型衛生器具の設置を計画。またSDGsへの取り組みも強化しており、CASBEE-建築（新築）のSランク及びZeb-Ready の取得を予定している。
■施設概要
施設名：ロジポート多摩瑞穂
所在地：東京都西多摩郡瑞穂町大字高根字高根新田 623-1 他（地番）
敷地面積：7万826.64m2（約2万1425坪）
延床面積：16万2125.07m2（約4万9043坪）
構造：鉄筋コンクリート＋鉄骨造地上4階建
用途：マルチテナント型物流施設
着工：2023年2月13日
竣工：2024年6月(予定)
設計監理監修：日立建設設計、エノア総合計画事務所
設計施工：東急建設
施主：瑞穂プロパティー特定目的会社
