商船三井は3月8日、Vale International（ヴァーレ社）との鉄鉱石輸送契約に従事している20万トン級ばら積み船を改造し、フィンランドNorsepower（ノースパワー社）製の風力推進補助装置「ローターセイル」2基を搭載することを決定したと発表した。搭載は2024年前半を予定している。
＜ローターセイル（船体中央部）搭載イメージ＞
ローターセイルは、軽量で高強度な複合材料で作られ、全自動制御システムを備えており、航行中回転しているローターに風が吹き込みローター周りに圧力差が生じることで推進力を得る仕組み。
同ばら積み船は、ローターセイルと航海最適化システムを併用することで、燃料消費量とGHG排出量を6～10%削減できる見込み。
