ヤマタネが5月12日に発表した2023年3月期決算によると、売上高510億9000万円（前年同期比9.2％増）、営業利益35億8800万円（19.5％増）、経常利益35億100万円（31.9％増）、親会社に帰属する当期純利益21億5000万円（17.3％増）となった。
セグメント別では、物流部門は売上高243億4800万円（11.1％増）となり、営業利益は24億9400万円（5.7％増）となった。国内物流では、新型コロナウイルス感染症への行動制限の緩和により業務用飲料の荷動きが回復基調となり、さらに前期獲得した新規荷主も通年で寄与した。また、既存荷主では、安定的な供給体制確保のため保管在庫が増加する傾向がみられ、倉庫事業における入庫高、保管残高は前期を上回った。国際物流においても行動制限の緩和が進む中、海外引越を中心に取扱い案件は前期を上回って推移した。また、昨年4月に100％連結子会社となったシンヨウ・ロジも業績に寄与した。
次期は、売上高535億円（4.7％増）、営業利益31億4000万円（12.5％減）、経常利益31億円（11.5％減）、親会社に帰属する当期純利益22億円（2.3％増）を見込んでいる。
