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兵機海運/3月期の売上高14.3%増、営業利益12.3%増

2023年05月12日/決算

兵機海運が5月12日に発表した2023年3月期決算によると、売上高183億8700万円(前年同期比14.3%増)、営業利益5億4800万円(12.3%増)、経常利益6億900万円(16.5%増)、親会社に帰属する当期純利益4億4200万円(23.2%増)となった。

セグメント別では、海運事業は売上高は31億2900万円(159.1%)、営業利益は2億4700万円(227.1%)と大幅な増収増益となった。

このうち、内航事業では、上半期の鋼材及び原材料スクラップの鉄鋼輸送はが好調に推移し、売上高は67億2900万円(101.5%)と微増としたが、営業利益は1億6400万円(60.1%)となった。外航事業は、同社が極東ロシア向けとして定期的に海上輸送を請け負っていた主力国内貨物は、期初より輸出が取り止められ、配船計画の見直しを実施。一方で、新たに受注した建機類の輸送が好調に推移し、、売上高は31億2900万円(159.1%)、営業利益は2億4700万円(227.1%)と大幅な増収増益となった。

港運事業では、2020年半ばから続いていた海上輸送費の高騰は落ち着きを取り戻したが、中国発着貨物の取扱量減少などにより、売上高は68億6700万円(114.8%)と増収になったが、営業利益は6600万円(79.1%)と減益だった。

倉庫事業では前期末に倉庫用地の一部を取得したことにより、原価の圧縮効果が見られた。また、前期に引き続き危険品貨物取扱いが順調に推移。一方で、倉庫事業全体として普通品貨物の作業や保管業務は、収益性が改善せず苦戦を強いられた。この結果、売上高は16億6000万円(110.4%)、営業利益は7000万円(311.3%)と増収増益になった。

次期は、売上高160億円(13.0%減)、営業利益5億2000万円(5.1%減)、経常利益5億5000万円(9.8%減)、親会社に帰属する当期純利益4億円(9.5%減)を見込んでいる。

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