治験薬の開発・販売・供給を手がける米キャタレントは5月25日、滋賀県にある臨床供給施設で、先進治療の治験に必要な超低温での保管・キッティング・配送サービスを拡大すると発表した。
滋賀県の拠点は、フィラデルフィア、シンガポール、上海に続く、超低温保管能力を備えたキャタレントの施設として、2021年10月に開設。約6000m2の施設面積を有し、一次包装やFastChain需要主導型供給、ホワイトグローブによるハンドリング、物流など、柔軟な臨床供給ソリューションを提供している。
今回のサービス拡大は、治験用先進治療薬の取り扱い、保管、管理能力を高めるというキャタレントのグローバルな戦略の一環で、新たに最先端の極低温冷凍庫と搬送装置を導入したことで可能になった。
同設備は、治験用先端治療薬の環境条件のタイムアウトを最小限に抑えることで、治療薬の完全性を維持するように設計されており、この投資によって個別のニーズに対して最適な物流ソリューションを提供することが可能となったほか、要件の変化や成長に応じてキャパシティを高める基盤も整った。
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