キムラユニティーは5月30日、物流現場における入出庫作業の最適な時間管理を実現するためのシステム(以下、同システム」)に関する特許を取得したと発表した。発明の名称は「出庫管理装置」。特許取得日は、2023年3月6日。
物流現場では主に、過去の実績に基づいて作業計画を立てているが、日々、作業する量と種類が変わるなかで計画通りに作業を行うことは非常に困難だ。このため現場に人員を多めに配置し、納期を保証しようとすると物流コストが増加し、物流現場において要員管理・納期管理は長年の課題となっていた。
こうした課題に対し、同社は「ミニマム要員と出荷納期保証を両立するオペレーションの実現」をコンセプトに、同システムを開発した。
同システムの最適な必要作業時間を算出するロジックと、顧客が使用されている既存のシステムを連携することで、日々、作業する量と種類が変わるなかでも、人の動きを効率化する作業指示のつくり込みと、その作業指示に合わせた最適な物流機器設備の制御を行うことが可能となる。また、同システムにより、当日の納期を保証するための最適な人の配置と、これまで以上に精度の高い作業計画を立てることができる。さらに精度の高い作業計画に基づいてリアルタイムで進度管理を行うことで、今、どの位工数が足りていないのかを見える化し、納期を保証しながら、常に最小人数でのオペレーションを可能とする。