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大和ハウス/ASEANの低温物流進出へシンガポール企業を子会社化

2023年06月01日/国際

大和ハウス工業は6月1日、シンガポールで低温物流事業を展開するStorbest Holdings(ストーベストホールディングス)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。

シンガポールをはじめとするASEAN各国では、人口増加や食生活の多様化などを背景に、コールドチェーン物流の需要が高まっていることから、同社の子会社化をASEANでの低温物流事業の足掛かりとして、近隣諸国で品質の高い物流サービスを展開する。また、大和ハウスグループが日本国内に構築したコールドチェーン物流網や日系の顧客基盤と連携し、シームレスな国際物流サービスの提供を目指す。

<Storbest Holdingsの4温度帯低温物流倉庫と車両>
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Storbest Holdingsは、1997年2月創業のワンストップ低温物流を提供する独立系会社で、シンガポールでの低温物流事業で26年間にわたる豊富なノウハウと強固な顧客リレーションを確立している。

現在は、同国内で合計2万7000パレットの4温度帯の低温物流施設を運営しており、冷凍冷蔵トラックやプライムムーバーを含む運送自動車を多数保有。同国のスーパーマーケットや食品小売業、ホテルなど400社以上の顧客に、通関手配、各種フォワーディング業務、保管業務、付加価値業務(仕分け、小口分け、ラベリング、パッキング及び再パッキング業務)、冷凍冷蔵トラックによる輸配送業務まで、ワンストップでシームレスなサプライチェーンマネジメントソリューションを提供している。

<Storbest Holdingsの低温物流におけるワンストップSCMソリューション>
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今後、大和ハウス工業は、同社グループの物流ノウハウや顧客ネットワーク、IoT・オートメーション技術などの事業基盤を最大限活用し、Storbest Holdingsの施設運営能力のさらなる強化、また、成長著しいASEAN市場のハブとなるシンガポールの戦略的なロケーションを活用して、同社の近隣諸国への事業展開を加速させる計画。

■Storbest Holdings(ストーベストホールディングス)概要
所在地:531 Upper Cross Street 03-58 Hong Lim Complex, Singapore
事業内容:独立系ワンストップ低温物流ソリューションの提供
設立:2004年11月25日

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