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野村不動産/同社ブランドで九州初の施設竣工、日清の物流拠点に

2023年06月01日/物流施設

野村不動産は6月1日、高機能型物流施設「Landport(ランドポート)」シリーズで九州エリア初の開発物件「Landport福岡久山I」を5月25日に竣工したと発表した。

<Landport福岡久山I>
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同施設は日清エンタープライズが一棟全体を利用し、6月1日から稼働を開始している。同社は同施設が福岡市内への配送と広域配送に適した立地を評価し、ドライバーの労働時間短縮など日清食品グループが目指す「担い手に優しい物流」に向けた物流課題の解決と、日清食品グループ製品の九州全域への配送・出荷の効率化を図るため、同施設への入居を決定した。

<位置図>
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同施設は九州自動車道「福岡IC」から2.6kmと近接しており、博多駅まで11kmのため、福岡都市高速による福岡市内配送と、九州自動車道による広域配送の両方に対応が可能。また、周辺5km圏内に約11万人の労働人口を有しており、雇用の確保も見込める立地環境にある。

<2階倉庫エリア>
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建物は、1・2階ともに梁下有効高を6.5mに設定し、天井高を生かした高い保管効率を実現している。

上下搬送設備は、荷物用エレベーター2台と垂直搬送機2台を実装。1階に設けたトラックバースは10t車に対応が可能で、敷地の2か所に車両出入り口を設けたことによりスムーズな車両導線を実現している。

<カフェテリア>
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このほか、テナントの雇用確保に寄与するため、従業員が食事や休憩をとれるカフェテリアを設置しているほか、マイカー通勤用に120台の乗用駐車場を確保している。

野村不動産は、「Landport」シリーズについて、EC需要の拡大や2024年問題による長距離ドライバー不足などを背景に、今後も九州エリアで複数の開発計画を検討しているほか、首都圏エリアに加え、関西・愛知・九州エリアでの施設開発の拡大を加速していくとしている。

<南側エントランス>
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<東側エントランス>
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■「Landport福岡久山I」概要
所在地:福岡県糟屋郡久山町大字久原字薦附3241-1(地番)、字日棒3265-1(地番)
アクセス:九州自動車道「福岡IC」2.6km、福岡都市高速「粕屋IC」3.2km、JR篠栗線「門松駅」2.3km
敷地面積:2万782.86m2
延床面積:2万897.42m2
構造・規模:S造・耐震・地上2階建
着工:2022年6月15日
竣工:2023年5月25日

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