商船三井は6月1日、香港の同社物流グループ会社と共に、香港政府が推進する香港内の物流および港湾コミュニティの統合プラットフォーム発展のためのe-Smart Port Platform Prototype Projectのパートナーに、海外企業として初めて選定されたと発表した。
これに伴い同社は、香港政府から援助を受けている研究開発機関で同プロジェクトを請け負うLogistics and Supply Chain MultiTech R&D Centre（以下、LSCM）と、5月30日に香港でMoUを締結した。
＜香港でのMoU締結式の様子＞
同社グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」のポートフォリオ戦略、地域戦略において、物流事業を含む非海運事業の新規開拓・拡大を掲げている。同社グループでは、顧客の様々な物流ニーズに応えるグループ各社が事業を展開しており、同プロジェクトにおいては同社統括のもと、以下のグループ会社が香港の物流実情やデータの提供をLSCMに行うなど、パートナー選定にあたり評価された“グループ総合力”を発揮し、香港物流における課題の発見や改善、運営効率向上を目指すとしている。
■参画企業
MOL Logistics (H.K.) Limited：海陸空の総合フォワーディング事業
MOL Consolidation Service Limited PO （Purchase Order）：マネジメント、コンソリデーション
MOL Worldwide Logistics, Limited：海上NVOCC（Non Vessel Operating Common Carrier、非船舶運航業者）
