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晴海コンテナ輸送/セミトレーラー中継幹線輸送サービス本格開始

2023年06月02日/3PL・物流企業

晴海コンテナ輸送は6月2日、運送業界の「2024年問題」の解決策として注目される「セミトレーラー中継幹線輸送サービス」を6月より本格稼働したと発表した。

<セミトレーラー中継幹線輸送サービス イメージ図 >
20230602harumi1 520x229 - 晴海コンテナ輸送/セミトレーラー中継幹線輸送サービス本格開始

「セミトレーラー中継幹線輸送サービス」は、大型トラックの中でも切り離しが可能な車両であるトラクタヘッドとコンテナシャーシを活用し、主要幹線道路の約200km毎に設置された中継拠点でコンテナシャーシの切り離しと連結を行い、ドライバーの走行距離を短縮させるサービス。

例えば、東京・大阪間走行の場合、ドライバー1人あたりの運行距離を1日片道約200km・往復約400kmに、そして約8時間の労働時間を遵守することを可能にする。これは、1人で走っていた時のほぼ半分に改善されることになる。

<荷台交換の拠点一覧>
20230602harumi2 - 晴海コンテナ輸送/セミトレーラー中継幹線輸送サービス本格開始

現在、ひとりのドライバーが東京・大阪間を1台のトラックを1人で走行し続けることがほとんどだが、荷物の積み下ろしなどの荷役作業に加え、帰り荷が出てくるまで2~3日外泊をして荷待ちをしなければならないなど、ドライバーの体力への負担が大きく、効率が悪い上に決して労働環境が良いとは言えない状況。

セミトレーラー中継幹線輸送サービスは、トラクタヘッドとコンテナシャーシに切り離せる大型トラックを使用。ドライバーの実働としては、中継地点で待ち合わせているトラックとコンテナシャーシを付け替えるだけ、そして元の出発地に戻る仕組み。これにより荷役作業は軽減され、中継地点で必ず帰り荷を積めるためドライバーは毎日自宅へ帰ることができるようになる。

晴海コンテナ輸送は迫る2024年問題に向けて、この新サービスの導入により、トラックドライバーにとって魅力のある労働環境をつくることで、働き方改革への一助になるとしている。

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