名古屋大学発AIベンチャーのトライエッティングは6月2日、ビーイングホールディングスが、同社のノーコードAI予測プラットフォーム「UMWELT」を導入したと発表した。
「UMWELT」は、専門的な知識がなくても、さまざまな数量を予測でき、日常業務で使用するExcelデータと連携することによりCSVをAI化し、業務を効率化できるノーコード予測AI。導入すれば、データクレンジングなど非常に手間のかかる前処理を自動処理でき、AI部分であるモデリング・解析により売上や出荷数などの日付や品番などのデータだけでさまざまな需要予測や在庫計算等が行える。また、現場で利用している各種ファイルに解析結果を統合。BI表示するなどスムーズな導入が可能となっている。
ビーインググループは、ロジスティクスの未来を探求する総合物流輸送企業。グループ全体で混載物流業、物流センター業、保険業、情報システム業、車両整備業などを展開し、顧客の物流戦略に合わせた効率化および合理化を視野に入れた物流システムを提案・運営している。
トライエッティングは、「いかに合理的にモノを運ばないか」という発想で、納品の時間、場所、数量が適切になるようにコントロールして運ぶビジネスモデル「運ばない物流」を提案。サプライチェーンより排出される温室効果ガスの削減に取り組み、カーボンニュートラルを物流の面からサポートし続けるとしている。