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厚労省・国交省/働き方改革PR動画公開、小芝風花さんが出演

2023年06月28日/3PL・物流企業

厚生労働省および国土交通省は6月28日、「働き方改革」について国民に広く理解と協力を呼びかけるため、俳優の小芝風花さんを起用したPR動画『はたらきかたススメ』を制作、同日から公開することを発表した。PR動画はシリーズとなっており、来月以降、「トラック編」「バス編」「建設業編」が順次公開される。

<『はたらきかたススメ』ショートVer>

PR動画では「働き方改革コンダクター」として小柴さんが「くらし、はたらき、ともにススメ!」「みんなで進もう!働きやすい未来へ」という掛け声とともに、協力を呼びかけている。

第一弾となるPR動画の公開に合わせ同日、厚労省において完成発表会が開催された。会場には厚労省の加藤大臣、国交省の斉藤大臣をはじめ、各省担当者、小芝風花さんが登場。PR動画の上映や「働き方改革」についてトークセッションなども行われた。

<左から、加藤大臣、小芝さん、斉藤大臣>
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発表会では加藤大臣が、「働き方改革は企業文化やライフスタイルを大きく変える取組み。物流は我が国のインフラを支える重要な存在。こうした取組みを実のあるものにするためには、荷主や発注者、国民の協力が必要だ。国交省とも連携し、動画を通じてSNS等で発信し、健康で働きやすい未来へ取組んでいきたい」と挨拶。

<厚労省の担当者が労働時間法制の概要を説明>
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その後、厚労省の担当者が2024年4月から適用される時間外労働規制について説明。「法改正後は上限が原則月45時間、年360時間となり、例外として臨時的な事情がある場合、労使が合意する場合でも年960時間となる。また1日の拘束時間や休憩時間を定めている『改善基準告知』も昨年末に改正し、こちらも同年4月から適用される。円滑な施行に向けて広く機運醸成を図っていきたい」と意気込みを語った。

国交省は、トラックドライバーの働き方の現状や物流への影響、6月2日に「我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議」において決定した「物流革新に向けた政策パッケージ」等について説明。PR動画については「政策パッケージの3本柱の1つ、荷主・消費者の行動変容における取組み」として位置づけ、今後2024年問題に向け広報を強力に推進するとした。

<「一人でも多くの人に協力してほしい」と小芝さん>
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トークセッションでは小柴風花さんが、撮影時と同じ衣装で登場。働き方改革のために日常でやってみたいこととして「私もよく置き配や宅配を利用していますが、再配達にならないよう、これからも気をつけていきたいと思います」と語った。また、「自分一人くらいは、という思いがドライバーさんの労働時間を延ばしてしまう。働きやすい未来のために小さなことからでも、一人でも多くの人に協力してほしい」と呼びかけた。

厚労省では同日のPRイベントをキックオフとして2024年4月に向けて9月まで、集中的な広報を展開する。主なものとしては同省HPに「働き方改革」特設サイトオープン、SNS等でのPR動画公開に加え、7月には全国主要駅でのポスター掲示や電車内ビジョンで広告を展開(都内)する。

■『はたらきかたススメ』ロングVer

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