LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





センコー/ドリー式ダブル連結トラックでドライバー拘束時間削減

2023年06月28日/3PL・物流企業

センコーと東京納品代行は6月28日、日本物流団体連合会から「第24回物流環境大賞」の特別賞2件を受賞したと発表した。

受賞対象となったのは、「ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進」「EVトラック導入による排出ガスの削減」の2件。

<ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の仕組み>
20230628senko 520x309 - センコー/ドリー式ダブル連結トラックでドライバー拘束時間削減

「ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進」では、荷主2社(旭化成ホームズとフジテック)がそれぞれ東西に構える拠点から大型車2台分の貨物を別々に集荷し、センコーが東西に構える物流センターで2台を連結。東西それぞれのセンターからダブル連結トラックを中継地点となる新東名「浜松いなさIC」まで運行し、同ICの駐車場でドライバーが乗り替わってセンコーの物流センターまで運転した後、連結を切り離して大型トラック(前荷台)、セミトレーラー(けん引荷台)の2台に分けて、同時にそれぞれの配送先に向かうことで、ドライバーの拘束時間とCO2排出量のダブル削減を実現したことが評価された。

また、「EVトラック導入による排出ガスの削減」では、東京納品代行が環境活動に積極的に取り組む荷主とともに、千葉県内の自社倉庫から東京都内の各顧客店舗への配送に使用する車両をEVトラックに切り替え、CO2排出量の削減に寄与した。

導入したEVトラックはハンガー式になっており、段ボール梱包による衣類などのシワを防ぎ、高い品質を保った配送を実現。また、プラスチックフィルム以外の梱包資材を使わず、廃棄物発生を抑えた配送方法を採用するなど、環境に優しい物流を実現したことが評価された。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース