HAI ROBOTICS JAPAN(HRJ)は7月31日、既存の物流ロボットACR(Autonomous Case-handling Robot、自動ケースハンドリングロボット)と協調してワークを運搬できるAGV型ロボット「HAIFLEX」を8月1日から日本国内で発売すると発表した。
「HAIFLEX」はAGV型のロボットで、最大1000kgのワークの搬送が可能。これにより1ケースごとにピッキングするACRに加え、パレットやロールコンテナ等の大型SKUの保管が両立して管理できるようになる。
同製品は物流ロボットの開発・販売・導入をグローバルで展開するハイロボティクスが、世界中の顧客から物流ニーズを集め、開発。LiDARセンサーによる障害物回避、バッテリーマネージメント機能が搭載されている。
具体的には、DMコードナビゲーションと慣性ナビゲーション、オプションのSLAMナビゲーションにより、障害物回避、自律的な充電などの機能を備える。ACRと連携し、複数のディメンションのSKUに適応。エレベータ制御、ドア制御、携帯情報端末(PDA)などの機器に接続、パレット、ラック、ロールコンテナ、プットカートなどの複数の運送業者に適応する高い互換性を有している。
同社の新井社長は「『HAIFLEX』はACRが不得意としていたワークの搬送を行うことができ、かつACRと協調することができる。同じ保管エリアで保管できるワークの幅が広がることにより、物流環境はより柔軟かつ効率的になると考えられる。機械化や自動化は部分最適ではなく全体最適が必要。適応ワークの幅を広げ、私たちは物流全体の最適化を目指している。「HAIFLEX」はその第一歩として日本で展開していく」とコメントしている。
■製品概要
K600A-E2(仮称) 積載量:600kg
K1000A-E2(仮称) 積載量:1000kg
JMU/WAN HAI LINES向け中型コンテナ船の引渡完了