大和ハウスグループの若松梱包運輸倉庫は8月4日、石川県の美川第2共配センターの敷地内に自動倉庫を完成させ、荷主であるサントリーホールディングス（HD）とともに、環境に配慮した効率的な物流事業の展開を開始すると発表した。
＜新倉庫外観（左）と自動倉庫イメージ＞
＜位置図＞
同事業は、国土交通省が推奨する物流総合効率化法（流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律）の適用を受けており、新設する倉庫は特定流通業務施設として、同法の趣旨にのっとった事業運営を行う。
新倉庫は、自動化保管装置と倉庫管理システムによる在庫管理装置を備えており、これまで以上の保管量と効率性を併せ持つ。さらに、同社は繁忙期の溢れ在庫も含めて集約し、横持ち運送が激減することで、業務効率の向上と環境負荷の軽減に大きく寄与するものと考えている。
■倉庫概要
住所：石川県白山市鹿島町一号 9番 3,6
敷地面積：1万5356.17m2（4645.24坪）
建物構造：鉄骨造2階建
建築面積：5933.21m2（1794.80坪）
延床面積：1万6490.62m2（4988.42坪）
種目：飲料／酒類製品を保管する大規模なパレット自動倉庫
保管料量：8640 パレット（ビールパレット換算）
設備仕様：30m級スタッカークレーン6台、周回式有軌道搬送台車9台、パレットコンベア（ピッキングステーション4台）
