東京汽船が8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高29億6200万円（前年同期比5.0％増）、営業損失1100万円（前期は7500万円の損失）、経常利益8500万円（341.2％増）、親会社に帰属する当期損失2100万円（前期は600万円の利益）となった。
同社グループの主な事業である曳船事業を取り巻く状況については、曳船作業対象船舶の東京湾への入出港数は、自動車専用船、コンテナ船、大型客船の増加傾向が続いているが、危険物積載船は弱含みで推移している。建設用の洋上風力発電交通船（CTV）の運航は、秋田港・能代港での作業が終了し、大幅な減収となった。
通期は、売上高120億8800万円（1.9％増）、営業利益4億7000万円（406.6％増）、経常利益6億3400万円（44.7％増）、親会社に帰属する当期利益6億7400万円（62.1％増）を見込んでいる。
