キユーソー流通システムとオルディは8月21日、商品の結束・固定や、パレットに積んだ箱の荷崩れ防止などに使うストレッチフィルムの循環利用によるサーキュラーエコノミーを構築したと発表した。
サーキュラーエコノミーとは、資源を循環利用し続け、新たな価値を生み出し続けようとする経済社会システム。オルディは、業務用資材メーカーとして環境事業に積極的に取り組んでおり、再生原料を45%以上使用した「asunowa(あすのわ)再生ストレッチ」を製造販売している。また、販売先で使用済製品を回収するパートナーを増やし、サーキュラーエコノミーを構築している。
両社は各拠点において、再生ストレッチフィルムの使用と、使用済ストレッチフィルムの回収・再資源化の取り組みを実施しており、2022年8月から東京・神奈川・埼玉、2023年5月から茨城と回収エリアを拡大していている。今年9月には兵庫でも回収を開始する予定だ。
なお、「asunowa再生ストレッチ」の使用により、1本当たりのCO2排出量を約7.0kg、48%削減できる。
今後もサーキュラーエコノミーの全国展開を進め、キユーソーグループは、環境面における企業体質の強化に取り組んでいくとしている。