日本郵船は9月4日、安全推進キャンペーン「Remember Naka-no-Se」活動の一環として、同社が保有する液化天然ガス(LNG)運搬船が伊勢湾外で旅客船と衝突する重大事故が発生した想定で9月1日に対応訓練を実施したと発表した。
訓練では事故の被害を最小限に留めるために本船や多くの社外関係者と連携し、同社グループの使命であり、事業継続の根幹である安全運航の重要性を再確認した。
訓練は国土交通省海事局、第四管区海上保安本部、日本船主協会などの社外関係者の協力の下で行われた。同社がこの船から事故発生の連絡を受けた後、速やかに事故対策本部を設置し、旅客船からの落水者の救助や付近航行船の安全確保について社外関係者と連携や、事態の進展に合わせた適切な情報開示、記者会見などを、実際さながらの緊張感で訓練をした。
同社グループは今後も安全運航を最優先事項とし、船陸一丸で取り組むとしている。
日本郵船/重大事故対応を訓練、ばら積み船とクルーズ船の衝突想定で