コントラクトとトランプおよびエスシーシーは9月12日、置き配専用LCC(ローコストキャリア)宅配サービス「置ToC(おいとっく)」を今年10月1日から開始すると発表した。
「再配達」は利用者、宅配ドライバーにとって大きな負担になっており、その課題解決を目指し、コントラクトは独自のサービスを開発した。EC事業を展開している企業へ置き配専用LCC宅配サービスを提供することで、安心して荷物が届く未来の実現を目指す。
置ToC(おいとっく) は、宅配における新しいソリューション。降雨時はビニール袋に入れて配達し、荷物が濡れる可能性がある場合は配達員が持ち戻りし後日再配達する。万が一の盗難時には商品代金を保証する保険をオプションで用意。また配達事前通知、配達完了通知を顧客の登録メールアドレスに送付し、受け取るタイミングを事前に確認できる。
料金は1個350円から(個数、エリアにより変動)。今後、関東、関西から段階的にスタートし、年内には中部、九州を対象エリアとして拡大、2024年からさらに対象エリアを拡大し、全国主要都市でサービスを展開する予定だ。
コントラクトは、「物流のすべてをひとつの物流で。」をコンセプトに運送事業、物流センター事業、BPO事業を軸に総合物流サービスを提供している物流企業グループ。2024年問題に取り組む「バトンタッチ輸送」やコスメ専用サービス「Cosme de Contract」をはじめ、物流課題に対応したサービスを展開し、企業のビジネス拡大を物流面から支援している。
総合物流サービスに強みのあるコントラクトと宅配に強みのあるトランプ、情報サービスに強みのあるエスシーシーは、各社それぞれの強みを活かし、物流業界の課題解決により持続可能な社会の実現に取り組んでいく。
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