Hacobu(ハコブ)は9月27日、同社が提供するスマホアプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」β版に、日報機能及び日常点検表機能を実装したと発表した。
MOVO Driverは、無料で利用可能なスマホアプリで、トラックドライバーの業務を効率化することを目的に、2023年6月に提供を開始した。今回の日報機能と日常点検表機能の実装により、これまで手書きで行っていた日報や日常点検表の作成・報告をデジタルで記録・共有できるようになる。
これにより、従来手書きで作成し紙で保管することが多かった運転日報を、アプリで簡単に作成・共有できる。共有先は複数指定することができるため、運行管理者だけでなく配送依頼元などに同時に共有することも可能。また、作成した日報は電子データとして保管もできる。
さらに、緯度経度情報から地点情報を自動入力できるのも特徴。地点情報に対して荷役・付帯作業の記録が行えるため、ドライバーの入力の手間を省くことが可能。走行距離を自動で算出し日報に入力することもでき、倒な距離計算が不要となり、計算ミスを防ぎ正しい情報を把握できるのもメリットだ。
日常点検表機能では、日常点検表をアプリで入力し即座に報告でき、デジタル保管も可能。道路運送車両法で定められている運行開始前に実施すべき点検項目すべてについて点検結果を入力し、報告すること可能だ。
同社は今後、ドライバーの業務を効率化するだけでなく、ドライバーに必要な情報を提供するアプリとして機能を拡充していく。また、ドライバー同士やドライバーと荷主、物流センターを繋ぐコミュニケーションツールとしての機能を備えることで、ドライバーの働き方そのものを変えるアプリを目指すとしている。
「MOVO Driver」は、同社が提供するトラックドライバーの仕事、働き方、繋がりを後押しするスマホアプリケーション。2023年6月、β版としてアプリリリースされた。