三菱ふそうトラック・バスは9月28日、「ふそうスーパーグレート」のリコールを国土交通省に届け出た。
対象は1車種30型式で合計1万8062台。
不具合の部位(部品名) は排出ガス発散防止装置(テールパイプ)。
大型トラックにおいて、消音器に結合されるテールパイプの材質が不適切なため、結合部に融雪剤等が残った状態で使用を続けると、結合部のテールパイプが腐食して破断し、消音器出口からの排気ガスによってエアチューブが溶損することがあり、最悪の場合、ブレーキ制動力の低下/失陥、突然の駐車ブレーキ作動、T/M の変速不良が生じるおそれがある。また、破断したテールパイプの固定用クランプが破損すると、テールパイプが落下して他の交通の安全に影響を及ぼすおそれがある。
全車両、テールパイプを対策品に交換すると共に、テールパイプ固定用クランプ一式を新品に交換する。
不具合件数28件、事故の有無は物損が2件。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001632916.pdf