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小田急不動産/愛知県2棟目の物流施設を竣工、3棟目開発に着手

2023年10月12日/物流施設

小田急不動産は10月12日、愛知県岡崎市で物流施設の第5弾「小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎」を9月30日に竣工。また、同県海部郡蟹江町では、第6弾「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」の開発に着手したと発表した。同社による愛知県での開発は、小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江で3棟目となる。

<小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎>
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<位置図>
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小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎は、東名高速道路「岡崎IC」至近の立地で、中部エリアの広域配送拠点として自動車関連、消費財等の需要が高い愛知県三河エリアに位置する。

<トラックバース>
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<倉庫>
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延床面積約2万4300m2、柱スパン11.6m×10.0mとし、さまざまなレイアウトに対応できるゆとりある倉庫スペースで、2階に電気設備を設置し、非常用発電設備を実装するなど、災害等のリスクマネジメントにも注力した。

環境面では、照明設備や空調設備の効率が評価され、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第三者認証制度BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高ランクの5つ星を獲得。また、設備のエネルギー分析システムの導入と、そのシステムを利用したエネルギー利用に関する改善活動などにより、建築環境総合性能評価システム「CASBEE-建築(新築)」Aランクを取得している。

同施設には、愛知県岡崎市に本社を構える物流会社である丸栄ニューウェーブの入居が決定している。

■小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎
所在地:愛知県岡崎市大平町小欠21-1
交通:東名高速道路「岡崎IC」1.4km
用途:工業地域
規模・構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4層
敷地面積:1万1883.12m2(3594.64坪)(登記記録記載面積)
延床面積:2万4328.27m2(7359.30坪)
耐床荷重:1.5t/m2
柱スパン:11.6m×10.0m
梁下有効天井高:5.5m
トラックバース:28台
トラック待機場:8台
垂直搬送機:4基
荷物用エレベーター:2基
ドックレベラー:4基
駐車場:76台
設計・施工:東亜建設工業
建物監修:さくらマネジメント

<小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江 建物完成予想図>
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小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江は、名古屋市西部に隣接する蟹江町に位置し、名古屋市内への配送拠点となるほか、東名阪自動車道を利用して関西方面へのアクセスも良好なことから、中部・関西圏の広域配送拠点としても利便性が高く、一般消費財・製造業等の取扱需要を見込んでいる。

延床面積は約1万5700m2を予定、2つのテナントが分割して利用できる汎用性の高い設計とし、賃貸エリアを東西に振り分け、1階にエントランス、事務所、従業員休憩室を配置。倉庫エリアには、荷物用エレベーター・垂直搬送機をエリアごとに独立して設ける計画となっている。BCP対策としては、2階に設備バルコニーを設け、主要設備を配置する。

同施設についても小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎と同様、環境配慮に注力し、屋根・外壁は高断熱性能の建材を採用し、無駄の無い開口部計画を行い、建物外皮の熱負荷抑制を実現する。設備機器には高効率な機器を採用することで、第三者認証制度BELSで同社物件で初となるZEB Readyの評価を目指す。

■小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江 計画概要
所在地:愛知県海部郡蟹江町蟹江本町テノ割1-1(代表地番)
交通:名古屋第二環状自動車道「千音寺南IC」2.8km
東名阪自動車道「蟹江IC」3.0km
JR関西本線「蟹江駅」徒歩8分
近鉄名古屋線「近鉄蟹江駅」徒歩18分
用途:工業地域
敷地面積:7533.19m2(2278.78坪)(登記記録記載面積)
建物面積:1万5778.18m2(4772.89坪)
構造・規模:鉄骨造4階建
耐床荷重:1.5t/m2
柱スパン:11.6m×10.0m
梁下有効天井高:5.5m
トラックバース:14台
トラック待機場:3台
駐車場:69台
垂直搬送機:2基
荷物用エレベーター:2基
ドックレベラー:2基
設計・施工:矢野建設
建物監修:さくらマネジメント
竣工予定:2024年9月

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