LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





小田急不動産/初の冷凍冷蔵倉庫を着工 兵庫での開発も同社初

2024年11月08日/物流施設

小田急不動産は11月8日、兵庫県西宮市鳴尾浜で物流施設の開発に着手したと発表した。

<建物外観イメージ図>
20241108odakyu01 710x430 - 小田急不動産/初の冷凍冷蔵倉庫を着工 兵庫での開発も同社初

開発する施設は、冷凍冷蔵倉庫「(仮称)小田急不動産ロジスティクスセンター鳴尾浜コールドストレージ」で、小田急不動産の物流施設としては第7弾。兵庫県では同社初の物流施設開発となるだけでなく、冷凍冷蔵倉庫の開発も同社では初のプロジェクトとなる。

施設は敷地面積4064m2、延床面積8008.98m2の鉄骨造4階建で、竣工は2026年3月を予定している。

冷蔵冷凍倉庫の対応温度帯は-25℃~+5℃帯に設定可能な温度帯可変区画および、一部+10℃~+25℃帯の定温区画としている。冷凍冷蔵設備は環境への負荷が低く、高エネルギー効率によりコスト削減可能な自然冷媒を採用する。主要設備は屋上に配置する計画で、BCP対策にも配慮する形だ。

立地面では、阪神高速5号湾岸線「鳴尾浜」出入口より約1.1kmに位置し、大阪・神戸の両方面への交通アクセスが良好なことから、関西圏の広域配送拠点として利便性が高い。

また、阪神本線「甲子園」駅・JP神戸線「甲子園口」駅からアクセス可能な阪神バス「鳴尾浜南第一」停留所も目の前にあり、施設従業員が公共交通機関を利用して通勤可能なことから、労働力確保の点でも優位性がある。

なお、すでに尼高運輸が入居を予定しており、関西圏における倉庫拠点の一つとして利用することが計画されている。施設は一棟借り契約により、自社倉庫と同様、顧客の要望に沿った柔軟な対応が可能だ。

小田急不動産は、これまでの6棟の物流施設のノウハウを生かし、今後は冷凍冷蔵倉庫開発も積極的に手掛けていくとしている。

■物件概要
所在地:兵庫県西宮市鳴尾浜2-1-19(地番)
交通:阪神高速5号湾岸線「鳴尾浜」出入口約1.1km
阪神バス「鳴尾浜南第一」停留所徒歩1分
用途:準工業地域、建ぺい率60%、容積率200%
規模・構造:鉄骨造4階建
敷地面積:4064m2(約1229.36坪)(登記記録記載面積)
延床面積:8008.98m2(約2422.71坪)(建築確認申請面積)
耐床荷重:1.5トン/m2
梁下有効天井高:5.5m
柱スパン:間口10m以上×奥行10.2m以上
設定温度
1階:+5℃帯、一部-25℃~+5℃帯の可変区画有
2階・3階:-25℃~+5℃帯
4階:+10℃~+25℃帯
トラックバース:12台(10t車または40ftトレーラー7台、4t車5台)
駐車場・駐輪場:22台・11台(予定)
垂直搬送機:2基(1.5t)
荷物用エレベーター:1基(3.5t)
ドックレベラー:4基(別途将来対応用スペース2基分装備)
設計・施工:大和ハウス工業
コンストラクションマネジメント:さくらマネジメント
竣工(予定):2026年3月

小田急不動産/愛知県で3棟目の物流施設竣工 中部・関西の拠点に

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース