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佐川GL/検品録画映像とWMSを連携、問合せ対応を効率化

2023年10月18日/IT・機器

クラウド録画サービスを提供するセーフィーは10月18日、クラウドカメラの映像データとWMS(倉庫管理システム)の連携サービスの提供を開始すると発表した。

同サービスは、提供開始に先行して、佐川グローバルロジスティクス(SGL)の複数の営業所で導入されている。

<サービス概要>
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同サービスでは、映像データとWMSを連携することで、消費者から問い合わせが入った際に、該当商品の検品の様子をすぐに振り返って問題がなかったかを確認したり、迅速に課題の原因の分析や対策を行うことができようになる。これにより、問い合わせから回答までの時間を大幅に短縮することが可能となり、倉庫作業の振り返りや品質担保に繋がるほか、消費者や荷主の顧客満足度向上にもつながる。

<SGL千葉北営業所の庫内>
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<ハンディーターミナルの作業コードをカメラに映して連携>
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<該当の記録映像を瞬時に探し出せる>
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同サービスを導入したSGLの千葉北営業所では、消費者から商品発送後に問い合わせがあった際に、作業に問題が無かったかエビデンスを探す、というコア業務以外の作業に各件平均で1時間かけて取り組んでいた。

今回、各検品台にセーフィーのエッジAIカメラを設置し、カメラ映像を社内のWMSの出荷管理画面に連携することで、問い合わせが発生した際に、調査対象の検品作業の映像を1分もかからずに容易に確認できるようになった。

これにより、繁忙期には、問い合わせ業務にかける時間を大幅に削減し、本来時間を割くべきコア業務や有人対応を要する業務に集中することが可能になる。SGLでは、将来的に荷主側でも映像データを確認できる仕組みを整え、倉庫の生産性や業務の品質担保、倉庫内の透明性をより向上させることも検討している。

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