LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





川崎汽船/自動車船部門、対面でのグローバル会議を再開

2023年11月13日/3PL・物流企業

川崎汽船は11月13日、中長期の自動車船事業方針に関する討議、世界各国の海運プロフェッショナル人材育成の推進、意見交流を目的とした「自動車船部門グローバル会議」を開催したと発表した。

<運航・輸送品質セッションの記念撮影>
20231113kline1 520x346 - 川崎汽船/自動車船部門、対面でのグローバル会議を再開

<営業・戦略セッション プレゼンの様子>
20231113kline2 520x389 - 川崎汽船/自動車船部門、対面でのグローバル会議を再開

会議には海外主要6拠点から24名のナショナルスタッフおよび在勤員を迎え、9月19日、20日の2日間で運航・輸送品質セッション、10月10日から12日の3日間で営業・戦略セッションに分かれ、それぞれ議論した。

運航セッションでは、海外拠点の運航品質管理を担当するナショナルスタッフおよび在勤員と共に、グループの国内各港および船舶管理会社の担当者、さらに本社スタッフを加えた総勢約30名の参加者が一同に集まり、安全運航の徹底が自動車船部門で取り組むべきことの最優先事項であると確認した。日々めまぐるしく変化する事業環境下で、環境規制を遵守し、安全かつ効率的な海上輸送の実現を目指すための最適な運航方針の共有とそれに向けた各拠点の取り組みを題材に活発な議論を行った。

輸送品質セッションでは、顧客に対するより高品質な輸送サービスの提供を実現するため、各拠点における事故や課題解決の具体例を取り上げ、現行の貨物取扱手順書の見直しを行った。また、最近注目されている自動車船火災を始めとした重大事故防止を目指し、船員の訓練、非常時対応手順書の見直しおよび事故防止のための技術革新の3つをバランスよく磨きをかける方針を確認した。

営業・戦略セッションでは、他のセッションと同様に海外主要拠点からのナショナルスタッフ、在勤員、および本社スタッフを含めた総勢約30名の参加者が集い、「お客様に選ばれるサービス」で在り続けるために、環境対応や事業競争力を強化し、顧客視点に立った新たな持続的成長軌道を構築するための次世代事業モデルをオープンに協議した。

今後も、定期的なグローバル会議の開催を通じて、部門のありたい姿をグローバルの観点で共有し、向かうべき目標を確認することで、ネットワークを通じた事業の競争力強化を図る。同社は、自動車船事業の発展と持続的な成長を目指し、自動車産業のサプライチェーンを支える社会的使命を果たしていくとしている。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース