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霞ヶ関キャピタルとSREHD/冷凍保管サービス事業で合弁会社設立

2023年11月21日/物流施設

霞ヶ関キャピタルとSREホールディングス(SREHD)は11月21日、冷凍自動倉庫等における保管スペースの確認・予約や入出庫・在庫管理を効率化するシステムを用いた冷凍保管サービスの提供および当該システム開発を趣旨とする基本合意書を締結し、合弁会社設立すると発表した。

新会社の名称はX NETWORK(クロスネットワーク)。今年12月下旬に株主間協定書を締結し、営業開始は2024年夏~秋となる予定。代表は霞ヶ関キャピタルの杉本亮副社長が務める。

<合弁会社でのサービス展開>
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霞ヶ関キャピタルは冷凍冷蔵倉庫を中心に企画・開発を進めており、埼玉県所沢エリア、青森県八戸市、大阪府南港エリア、神奈川県川崎市では冷凍自動倉庫の開発も進めている。

合弁会社設立を通じ、霞ヶ関キャピタルが有する物流業界に関するノウハウと、業界横断的なDX推進の知見を持つSREHDのデータサイエンティスト・エンジニアによるシステム開発・運用ケイパビリティを掛け合わせ、新たな物流DXソリューションを開発する計画。

具体的には、霞ヶ関キャピタルが開発する自然冷媒による環境配慮型かつ、省人化運営による労働環境配慮型の冷凍自動倉庫と、SREHDの需要予測モジュール等のテクノロジーを組み合わせ、先進的な冷凍保管サービスの実現を推進する。

同サービスにより倉庫一棟を借りる際にかかる敷金・仲介手数料等のコストをかけずに、繫忙期の既存倉庫に収まりきらない冷凍荷物の保管や倉庫移転の間の一時的な保管場所として、パレット単位で利用できる保管スペースのオンデマンドプラットフォームを提供する。

両者はこうした取り組みを通じ、実務有用性の高いテクノロジーの活用による物流業界の課題解決および、産業の活性化に貢献していく考えだ。

■合弁会社の概要
名称:X NETWORK(クロスネットワーク)
所在地:東京都千代田区霞が関3-2-1
主な事業:冷凍自動倉庫等による荷物の保管サービス等
資本金:5000万円
出資比率:霞ヶ関キャピタル95%、SREHD 5%
決算期:8月
※会社設立時は霞ヶ関キャピタル100%、2024年1月下旬を予定しているSREHDへの株式譲渡後は記載の出資比率となる。

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