全日本空輸株式会社(ANA)とナッシュは11月21日、保冷コンテナを活用した冷凍食品の新たな航空輸送ネットワークを構築したと発表した。これにより、最大2日間の輸送時間の短縮し、高品質な輸送を提供する。
冷凍食品の品質維持には一貫した温度管理が必要となる。大阪の物流センターの仕分け場から北海道の宅配業者まで、保冷コンテナ一貫輸送をすることで、高品質な保冷輸送を確保し、品質が保たれた配送を確実に行う。
また、物流の「2024年問題」を見据え、旅客定期便を使用した長距離輸送を実現することで、安定的な輸送体制を構築していく狙いもある。
「連携により物流の業務・経路の効率化は、総合的なコスト削減となり、北海道地域の顧客への輸送費値下げにもつながる」と両社。今後、他地域への展開も視野に連携を継続し、需要に対する安定的な輸送を提供していくとしている。