トランコムは12月19日、石塚硝子、磯矢硝子工業、石硝運輸、第一硝子、東洋ガラス、東洋ガラス物流、日本耐酸壜工業、日本山村硝子、柏洋硝子、山村倉庫と共に、ガラスびん業界におけるパレット共同回収による効率化の取り組みにより、12月18日に開催された「令和5年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」において「物流 DX・標準化表彰」を共同受賞したと発表した。
この受賞は、各社で行っていたパレット回収をガラスびんメーカー7社と物流関係会社4社が連携し、トランコムの情報システムを用いた共同回収の仕組みを構築することで、輸送力不足や待機時間等の物流課題への対応、CO2排出量削減等の環境負荷低減に貢献したことが高く評価された。
同社は、共同回収ネットワークの一部ルートの回収業務及び自社開発のパレット回収オーダーシステム(R-time)の導入・運用をした。
取り組みによる効果のうち、環境面への効果については、「回収時の積載率が 23%→61%に UP (38%向上)」、「CO2の削減 削減量:10.7t‐CO₂/年 (51%削減) 」。
物流課題・業界への効果では、「納品車両を別用途に活用可能」、「納品先にてドライバーによるパレットの仕分け作業が不要」、「パレット回収コストが削減」、「回収状況の見える化によりパレットの滞留や紛失が低減」を挙げている。
今後の展望では、物流業界は、ドライバー不足や物流費の上昇、CO2の削減など、様々な課題を抱えている。今後も荷主企業と物流企業の垣根を超えた横断的な連携をするとともに、パレット回収サービスを更に強化させることで、効率的な回収ネットワークの構築、パレットの滞留・紛失を減らし、循環型社会の実現に向け取り組んでいくとしている。
トランコム、丸紅ロジスティクス/菓子物流のパレット標準化促進へ