セイノーホールディングス(HD)は1月7日、植物由来資材を活用したサステナブルな製品で循環型社会の実現を目指し、Spacewasp(本社:岐阜市)と実証開始したと発表した。
第1弾として、セイノーHDの営業所で役目を終えた木製パレットをSpacewaspに提供。新たな価値や用途を与える形に「アップサイクル」したオフィス用品として、セイノーHDのオフィスに導入する。
使用感や耐久性などを検証し、Spacewaspにフィードバックすることで、サステナブル製品の品質向上と木製パレットの再利用促進につなげる。
Spacewaspは、植物から床、壁、天井、家具など建物の内部空間を作り出す高度な技術力を持つ。
植物由来資源をアップサイクルする流れを、セイノーHDが持つ既存の物流システムに組み込み、成形と輸送を一元化することで、資源の再活用と環境負荷の低減を実現する。
今後、セイノーHDとSpacewaspはグリーン物流のさらなる進化を目指し、両社の技術とノウハウを活用した事業スキームを開発する。
植物由来資材を効率よく回収し、アップサイクル事業者へ資源として届ける事業モデルを検討する。