郵船ロジスティクスは12月21日、SAFを利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」において、日本海事協会(ClassNK)から ISO14064-3に準拠した第三者認証を取得したと発表した。これにより2024年1月から同社が発行する温室効果ガス(GHG)排出量削減証明書の提供を開始する。
<左から、郵船ロジ Air Freight Forwarding Group Kevin Chia 副グループ長、日本海事協会 認証部 Nael Aoun プロジェクトマネージャー>
「Yusen Book-and-Claim」は、顧客と同社がSAF利用契約を締結することにより、同社が保有するSAF割当量を使用することができる航空貨物輸送サービス。
これまで、利用者には航空会社が発行する GHG排出量削減証明書を提供してきたが、今回ClassNKから国際規格ISO 14064-3に準拠した第三者認証を取得したことで、ワンストップでGHG排出量削減証明書の提供が可能となる。
同社は今後も航空会社との連携をより強化し、SAFを利用した輸送ネットワークの拡充を進めることで、更なるSAFの需要増加に応えるとともに、Scope3におけるGHG排出量削減に貢献していくとしている。