日本郵船は12月21日、CO2排出量が実質ゼロとみなされるバイオ燃料の重油焚き船舶での長期使用トライアルを、2024年度から本格的に実施すると発表した。
<2021年にバイオ燃料の短期間トライアルを行ったばら積み船「FRONTIER JACARANDA」>
トライアルでは、バイオ燃料を3か月間にわたり複数の船種で継続使用した後、バイオ燃料の使用期間を段階的に延長し、さらに長期間にわたる検証を行っていく。
これまでの短期間でのトライアルから前進し、バイオ燃料を長期間使用した際の安全性や安定調達などを総合的に検証する。
将来的にはバイオ燃料による安全航行を確立し、バイオ燃料の開発促進にも寄与して、2030年度までに2021年度比でGHGを45%削減させる日本郵船グループの目標達成を目指す。