西濃運輸は1月11日、倉庫・物流サービスのマッチングサイト「見つカル倉庫」を12月20日よりリニューアルしたと発表した。
このサービスは、顧客の困りごとを解決する物流コンシェルジュサービスとして、2022年7月よりサービスを展開。同サービスは、荷主企業と空きスペースを有効活用したい倉庫事業者をつなぐ物流マッチングサービス。現在、「見つカル倉庫」では約1000件、約50万坪分の倉庫機能を提供している。
このサイトへの訪問者数は10万名を突破し、各掲載倉庫への申し込みも多く、大きな反響がある。今回、顧客より得た声や要望をもとに検索ページの改善や機能の追加を行い、マッチング機能を強化した。
改善した検索システムでは、顧客が希望する土地周辺の倉庫を地図上から探せる機能や、「羽田空港」、「厚木IC」など施設名をキーワードとした検索機能の追加で、顧客が希望する具体的エリアや施設近隣での倉庫検索が可能となった。
また、目安となる保管料や作業料を算出できる無料の簡易見積機能、顧客が抱える課題を選ぶことで最適な倉庫を提示する機能が加わった。
さらに同社と倉庫事業者をつなぐコミュニティサイトが新設され、同社側から物流案件情報を公開することで倉庫事業者との関係強化、顧客にとって最も優位性のある提案を実現する機能が追加された。これにより物流事業者側からの迅速なアプローチも可能になり、荷主企業・倉庫事業者の双方のビジネス展開を後押しする、より効果的な物流プラットフォームが完成した。
今後も2024年問題を目前に、人手不足・物流コストなどの物流課題を抱える顧客や物流に不慣れな顧客に対して、デジタル・テクノロジーを活用することで企業・業界の垣根を超えた「共創」で、誰でも簡単に倉庫や物流サービスが検索できるマッチングサービスを提供し、顧客の課題解決を図り事業の成長に貢献するとしている。