J-オイルミルズは1月10日、家庭用食用油製品（一部製品を除く）において、2024年4月から賞味期限の表示を「年月日」から「年月」表示へ変更すると発表した。
これにより、フードロスや労働負荷軽減へ貢献する取り組みを推進し、食品流通の段階で日単位の在庫管理から月単位の在庫管理になることで、保管・配送・入出荷等の業務の効率化が図られる。
また、倉庫間の在庫量調整が容易になり、社会課題となっているフードロスを削減。同じ賞味期限の製品をまとめて保管できることから物流コストの削減、倉庫での荷役作業や店頭での日付管理業務などの負担軽減にもつながる。
J-オイルミルズは2004年に製油業界の3社が統合して誕生した、味の素グループの食用油メーカー。
賞味期限表示の年月表示のほかにも、事業活動に必要な物流の持続的･安定的な確保に向けて､長距離・長時間運行や夜間の仕分業務による物流従事者の業務負荷の軽減に取り組んでいる。
同社は、食品サプライチェーン全体での環境負荷・労働負荷低減への取り組みなどを通じ持続可能な社会の実現に貢献していく。
■製品に記載された賞味期限表示の「年月」への変更例
＜変更前＞ 年月日 表示例：26.04.01 （西暦下2桁.月.日）
＜変更後＞ 年月 表示例：26.04 （西暦下2桁.月）
