J-オイルミルズは2026年1月15日納品分より、油脂製品の価格改定を実施する。
食用油脂に関連したコスト環境は、バイオ燃料向けなど世界的に旺盛な需要に加え、為替相場の円安傾向、物流費や包装資源費、エネルギー費の高止まりなど、サプライチェーン全般のコスト上昇により厳しい状況が続いている。
また、直近では米国環境保護庁がバイオ燃料の混合比率引き上げを発表したことで、オイルバリューが高騰、ミールバリューが低落し、搾油の採算悪化が継続しているという。
このようなことから、現行の価格水準でコスト吸収は極めて困難であり、今後も安全・安心で確かな品質の製品を安定的に届けるため、製品価格を改定するとしている。
■価格改定概要
| 対象製品 | 改定幅 | 改定時期 |
| 家庭用油脂製品 | 9%~14% | 2026年1月15日(木) 納品分より |
| 業務用油脂製品 加工用油脂製品 |
7%~11% |
J-オイルミルズ/物流効率化で業務用油脂製品の賞味期限を最大7か月延長