帝国データバンクは1月15日、2023年12月の全国企業倒産件数調査を発表し、倒産件数は806件(前年同月592件、36.1%増)と、2023年の月の中では最多、20か月連続で前年同月を上回った。
業種別にみると、7業種中6業種で前年同月を上回った。「サービス業」(前年同月135件→220件、63.0%増)は過去3番目の高水準。「運輸・通信業」(同41件→49件、19.5%増)も、12月としては2008年12月(52件)に次ぐ2番目の高水準となった
主因別にみると、「不況型倒産」の合計は641件となり、20か月連続で前年同月を上回った。
態様別にみると、「破産」が752件で最も多く、3か月連続で700件を上回った。
規模別にみると、負債・資本金ともに小規模な企業の倒産が多数を占めた。
業歴別にみると、「30年以上」が最多。『新興企業』は22か月連続で前年同月を上回った。