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相鉄G/物流施設開発に進出、クレドと都内に1号物件起工

2024年01月17日/物流施設

相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと、クレド・アセットマネジメントは1月17日、東京都羽村市に共同開発する物流施設「CREDOクレド羽村」の起工式を同月16日に行ったと発表した。同施設は、相鉄グループとして初の物流施設開発案件で、2024年11月の竣工を予定している。

<「CREDO羽村」の外観(イメージ)>
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相鉄グループは「不動産事業の抜本的な強化」を戦略的な取り組みの一つとして位置付けている。開発・投資対象アセットの幅をさらに広げるため、EC需要の拡大で今後も堅調な需要が見込まれる物流施設の開発事業に初進出した。

クレド・アセットマネジメントは、物流施設の開発・運営に関する豊富な知見とネットワークを持ち、今回の開発では土地のソーシングや施設の企画立案を含む、開発のプロジェクト・マネジメント全般からリーシングまでを担う。

<起工式の様子 左から、クレド・アセットマネジメント 塩田徳隆 社長、 相鉄アーバンクリエイツ 左藤 誠社長>
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同施設の立地は、首都圏中央連絡自動車道(以下、圏央道)「青梅IC」から約6km、中央自動車道(以下、中央道)「八王子IC」から約11km。圏央道経由で東名高速道路や中央道、関越自動車道へのアクセスにも優れ、広域配送拠点としての利用のほか、国道16号に近接し神奈川県や東京都西部への配送拠点として活用できる。

<位置図>
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また、西多摩エリアは製造企業が集積し、機械・自動車・電子部品などを扱う企業が数多くあり、同エリアにおいて希少な一社占有が可能な物流施設となっている。延床面積は約1.5万m2で、倉庫業だけでなく運送業の許可申請を行うための施設要件も満たしていることから、運送事業の拠点としても利用可能だ。

JR東日本 青梅線「羽村駅」から徒歩約13分(約1km)と電車通勤しやすく近隣には住宅地があることから雇用面も優位。共用部や建物内外のデザインには「MOTIVATION & WELL-BEING」のコンセプトを掲げ、自然素材や植栽、上質感のあるデザインや仕上げ材を採用。明るく清潔感のある雰囲気の醸成、働きやすい環境づくりを行う計画だ。

環境面では、屋上に太陽光発電システムを導入。発電電力の一部を館内に供給、テナントによる再生可能エネルギーの利用を可能にし、CASBEE認証Aランクなど環境認証の取得を見込んでいる。

今後も両社は継続して協力し、物流施設の開発や取得などを推進していくとしている。

■施設概要
名称:CREDOクレド羽村
所在地:東京都羽村市神明台
アクセス:圏央道「青梅IC」から約6km、中央道「八王子IC」から約11km、R東日本 青梅線「羽村駅」から約1km(徒歩約13分)
敷地面積:7213m2(2182坪)
延床面積:1万5248m2(4613坪)
用途:倉庫業を営む倉庫
構造・規模:鉄骨造・地上4階建て
環境認証:CASBEE認証Aランク(予定)
着工:2024年1月
竣工:2024年11月(予定)

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