ANAホールディングスが1月31日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、貨物収入は国際線が1191億円（前年同期比53.5％減）、国内線が172億円（7.6％減）となった。
国際線貨物では、第3四半期（10～12月）に中国発北米向けの需要が増加したものの、半導体・電子機器、自動車関連をはじめとした主要産業のマーケット需要の減退が続いたこと等から、輸送重量・収入ともに前年同期を下回った。
路線ネットワークでは、路線や曜日別に需要動向を見極め、貨物専用機の供給量を調整することで収益性の確保に努めた。
なお、同社は2023年7月に日本貨物航空を完全子会社とする株式交換契約を締結しており、2024年4月1日をもって株式交換の効力が発生する予定。
